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異動情報(いどうじょうほう)とは
異動情報とは指定信用情報機関に登録される、いわゆるブラック情報のことです。
通常長期延滞したりすると個人信用情報機関の返済状況欄に「異動」と言う文言が登録されます。
これを異動情報と呼んでいます。
よく長期延滞とは「3ヶ月以上の延滞」とされていますが、
実際には、信用情報機関は「返済日から61日以上、または3ヶ月以上の支払遅延(延滞)があるものまたはあったもの」としています。
つまり61日以上延滞があった場合、キャッシング会社は「異動」情報をつけることが可能なのです。
実際に61日以上で「異動」をつけるキャッシング会社もありますので注意してください。
またこの「異動」情報が付くのは、キャッシングの返済延滞に限りません。
携帯電話を割賦で購入して月々払いにされている方は多いと思いますが(月々割で毎月割引きを受けて実質無料だとしても)
その場合に携帯料金を未払いにしていても、「異動」情報が付いてしまいます。
(端末代金一括購入で、月々の基本使用料と通話料のみの場合は別です。)
また奨学金を受けて、その返済が滞っている場合なども「異動」情報が付いてしまいます。
その他にももちろん「債務整理」「代位弁済」などでも「異動」情報は付いてしまいます。
「異動」情報が付いたからといって個人に連絡が入る訳ではありません。
「異動」情報が付いているかどうかを知るには、指定信用情報機関に情報開示を依頼して確認するしか方法はありません。
また「異動」情報の登録期間ですが、現在は概ね5年間掲載すると、信用情報機関のサイトに掲載されています。
しかし「全国銀行個人信用情報センター」の場合、
「官報情報(官報に公告された破産・民事再生手続開始決定等)は当該決定日から10年を超えない期間」となっています。
また加盟企業が「完済」にすることを放置しているケースや、また各企業内では、信用情報機関とは別に自社の顧客データがありますので、同じ企業からキャッシングする場合は、5年を超えたら再度借りられるという訳ではありません。