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おまとめローンとは

安井利子先生 ≪≪

改正貸金業法施行後各消費者金融会社が力を入れている商品に、いわゆるおまとめローンがあります。
複数の借金を取りまとめることで、月々の返済の負担が減り、返済がしやすくなるので非常に便利です。
消費者金融会社が力を入れている背景には、おまとめローン総量規制の例外になるといことがあります。
現在、通常の使途自由のフリーキャッシングでは、改正貸金業法施行後は総量規制の適用があるため、消費者金融会社は、年収の3分の1以上の貸出しはできません。
しかし、「おまとめローン」として貸出しをする場合は、この総量規制の適用はないので、年収の3分の1以上の借入があっても貸出しは可能となるのです。
また、融資した後も総量規制によって顧客の負債が増加する可能性が少ないので、債権管理の面からも見ても消費者金融会社にとってはメリットがあると言えます。
おまとめローンと呼ばれる商品は正式には、
・「顧客に一方的に有利となる借り換え」
(貸金業法施行規則第10条の23第1項第1号)
・「総量規制に抵触している者の借入残高を段階的に減らしていくための借換え」
(貸金業法施行規則第10条の23第1項第1号の2)
の2種類になります。
この2種類の厳密な違いに関しては、あまり難しく考える必要はないので、説明は割愛しますが、2種類ともに共通するのが、借換え前よりも借換え後が、顧客にとって有利な条件でなくてはいけないということです。
主な特徴として、
・月々の返済額が借換え前より軽減される
・借換え前より不利益な条件の担保や保証人を取得してはいけない
というものがあげられます。
改正貸金業法施行以前からおまとめローンは存在していましたが、大抵の場合は、担保や保証人が必要でした。
なかなか担保や保証人を用意するのは容易なことではありません。
しかし、現在の法律では、借換え前より不利益となる条件の担保・保証人の取得は法律で禁止されていますから、実質、無担保・無保証となる場合が多く、かなり利用しやすくなっています。
おまとめローンを申し込むポイントとして、
新規で申込みするよりも増額で申込みをする”ということが言えます。
消費者金融会社側からしても、いきなり新規高額融資をするよりも、ある程度の取引実績がある顧客に融資をする方が、リスクが軽減されると判断しているようです。
新規融資時に、おまとめできる高額融資が不可能だった場合でも、その後の取引実績次第では、後々「おまとめローン」のように有利な条件での高額融資が可能になってくる可能性は十分あります。
そのためにも支払いの遅れはくれぐれもないように気をつけてください。

 

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